交流会にて感じたちびっこピアニスト事情

ピアノ&声楽発表会でした。

私は大人の声楽の伴奏に呼ばれて行きましたが、

今回は、ちびっこピアニスト達の演奏もたくさんありました。

 

私が幼少の頃はブルグミュラー、ツェルニー、ギロック、カバレフスキーと

子供にとっては聴いたことのない曲を、

とにかく手の形を重視して、指の番号は間違えることは許されず、

泣きながら練習したものでした。

(実際に私は3年生の時にピアノを一度やめています)

中学2年生は2年生の曲を。中学3年生は3年生の曲を…。

発表会で同い年の子と同じ曲をかぶって弾くのが、なんだかイヤでした。

 

高2でピアノ科を受験すると決めた時、当時のピアノの先生が

「受験の先生のところに連れていくから、これまでやった曲を箇条書きにしてきて」

と言われ、箇条書きにしたものの

「こんな少ないんじゃ、無理ね」

と一刀両断にされたのを、いまだに覚えています。汗


さて。

 

今回の発表会のラインナップは、

アナ雪をはじめとしたディズニー、ジブリ、ゲーム音楽、Jポップ

といった曲が多く、音楽指導から普段はなれている私にとって

なかなか衝撃的な内容でした。

 

開場は披露宴のような円卓で、大人もこどもも一緒に座る交流会になっていました。

同席した子たちに、曲間に

「ピアノ好き?」

と聞いたら、スグに

「ウン!!」

と返答があり、すごいなー&うらやましいと思いました。

 

最近のピアノ教育は、クラシック以外の世界とも距離感が近くなっているようです。

耳で聴いて覚えて、初めて弾くところからピアノが楽しい。

 

音楽に対する柔軟な考え方だなと思いました。

いつか自分がお子さんのピアノ指導をする日が来たら、どんな時代になっているのかなと。

模索していきたいと思います。